枚方市議会議員ばんしょう映仁です。
2023年2月24日に、3月3日からの枚方市議会 令和5年3月定例月議会を前に議案書ならびに令和5年度(2022年度)予算案が配布されました。(枚方市議会は議案書、予算書などの冊子は配られます。別途データでも見られます)
この予算案を分析するために、まずはデータをグラフ化してみました。
令和4年度当初予算と比率で比べると、歳入では市税の減少が続いていますが、地方交付税が増えています。歳出では土木費の増加が顕著な状況です。また、教育費の割合が年々減っています。少子化の影響でしょうか。。。内訳を見ていきます。
令和5年度当初予算は、市議会議員選挙、市長選挙が予定されていることから骨格的予算とし、市民生活に支障をきたすことのないよう経常的な経費のほか、市民の安全・安心や福祉の向上に資するもので、緊急かつ必要性の高い事業や国の制度に基づくものを計上するという方針により編成を行っています。
令和5年度当初予算では、行財政改革を通じた財源確保に取り組むとともに、子ども・若者の医療費助成の拡充や小中学校における支援教育の充実など子育て・教育環境の充実に取り組むほか、魅力ある都市基盤の整備に向け、枚方市駅周辺の再整備を進めることとしています。加えて、デジタル環境の整備などを進めることとしています。
- 職員手当等(▲9億円)
- 新型コロナウイルス感染症対策経費(ワクチン接種関連)(▲13.4億円)
- ごみ処理(工場)経費(東部資源循環センター)(▲5.5億円)
- 下水道事業会計への負担金(▲8.4億円)
- 連続立体交差事業関連まちづくり事業経費(▲8.1億円)
- 京阪本線連続立体交差事業経費(▲6.2億円)
- 総合型放課後事業運営委託費(放課後キッズクラブ委託料)(+5.9億円)
- 感染症予防対策経費(+5.5億円)
- 枚方市駅再整備ビジョン推進事業費(+53.1億円)
- 主要道路リフレッシュ整備事業経費(+5.3億円)
- 令和5年8月診療分から対象年齢を18歳までに拡大
- 19歳から22歳までの市民が入院した場合の保険診療分の入院費及び入院時食事療養費について、一部自己負担分を除く部分を助成
- 留守家庭児童会室と放課後オープンスクエアを一体的に運営する総合型放課後事業を全校に拡大
- 小中学校の体育館空調設備の整備
- 教室等空調設備の更新検討調査委託など
- 小学校9校、中学校全校に自校式通級指導教室を設置
- 学校へのエレベーター設置推進
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枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業(③街区)
- 再開発補助金、外周道路整備工事などの支援
- 枚方市駅前行政サービスの再編の運営管理や内装工事の詳細の検討
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市駅南側エリアの事業
- 都市計画決定に向けた環境影響評価などを実施
- エリアマネジメントの仕組みの導入を目指すための社会実験
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京阪本線連続立体交差事業(高架化工事着手):約29.1億円
- 鉄道高架化工事ならびに用地取得
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連続立体交差事業関連まちづくり事業:約12.3億円
- 光善寺駅西地区第一種市街地再開発事業の整備を進めるための組合に対し必要な技術的・財政的支援
- 牧野長尾線整備事業:55万円
- 中振交野線整備事業:1.6億円
- 御殿山小倉線整備事業:約6.0億円
- 長尾杉線整備事業:約2.4億円
- 北山通線整備事業:9,000万円
- 人工呼吸器などの高度医療器を使用しながら自宅療養中の難病患者等の家族に対し、日常の療養生活への休息支援及び経済的負担軽減を行うため、レスパイト入院で要した費用の一部を助成
- 災害時の緊急避難場所となる医療機関への入院を経験することで災害時の備えにもつなげる
- 自治会等が設置・管理する防犯灯に対し、従来から実施している新設の LED 防犯灯に対する補助
- 既存の LED 防犯灯の「取替」・「修繕」への補助等を行うことで、市内の LED 防犯灯の円滑な取り替えを進める
- Wi-Fi環境整備等事業:約1.6億円
- システム標準化・共通化対応事業:約9,100万円
- 公共施設への太陽光発電設備の導入を検討
- 介護サービス事業所等のサービス提供体制確保事業補助金:約4.4億円
- 新型コロナウイルス感染症対策事業(保健所)(※感染症予防対策経費に含む):約15.4億円
- 新型コロナウイルスワクチン接種事業:約9,100万円
- 学校ICT機器等整備事業:約5.8億円
一旦、大雑把にまとめてみましたが、これから、細かい予算も確認しながら、令和5年度(2023年度)の予算案について、何のために、どのように使っていくのか、要望したものは含めれているのか、確認していきたいと思います。一人ひとりの笑顔にするための取り組みか?