補正予算審議【省エネ家電補助】委託でも、市民に対する責務は変わらない!〜5/23枚方市議会5月議会議案質疑

民間委託でも、市の市民に対する責務は変わらないとの認識を!

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 5月23日(火)、枚方市議会は、令和5年5月開会議会の最終日、本会議補正予算審議での私の質疑をまとめました。

 

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その内容の要旨をお伝えします。

 

今回の質疑した予算の項目概要

【令和5年度枚方市一般会計補正予算】省エネ家電買い換え促進事業費:約2.6億円
(印刷製本費:17.6万円、通信運搬費:67.2万円、委託費:4,800万円、補助金:2.16億円)

エネルギー価格高騰による市民生活への影響軽減と地球温暖化対策の意識醸成のため、市内店舗でのエアコン、冷蔵庫・冷凍庫、テレビを省エネ家電に買い換える費用に対する補助(1〜3万円)を行うための経費

 
 

民間委託でも、市の市民に対する責務は変わらないとの認識を!

ばんしょうの質問①

昨年度の反省は?課題は改善する?

 昨年度と同様の省エネ家電買い替え促進事業を行うとのことだが、課題もあったと聞いている。例えば、「申込書の書き方が複雑で分かりにくかった」「申し込みから補助金を受け取るまで、かなりの時間がかかった」といったご意見を、お叱りに近いレベルで、市民さんからお聞きしましたが、同様の事業を行うのであれば、こういった昨年度の課題を改善していただきたいが、どのように改善を図っていく考えなのか?

 

市の答弁①

様々な課題は認識している。電子申請の実施、様式の簡素化を可能な限り行う

 議員ご指摘のとおり、昨年度の補助事業では、申込書へ記入いただく項目やチェック欄の数が多く、申し込みをされる方にご不便をおかけしたことをはじめ、繁忙期には、申込後、補助金の交付までに多くの時間がかかってしまったことなど、様々な課題があったと認識している

 こういった課題を検証し、今年度の実施に際しては、電子申込みを実施するとともに、紙の申込書について、ご記入いただく項目やチェック欄を可能な限り削減するなど、様式の簡素化を図る

 また、補助金の交付までの期間についても、電子申込みによる処理期間の短縮をはじめ、業務の委託化の中で効率的で効果的な事務執行を進めていき、一日でも早く補助金をお渡しできるよう努めていく。 

 

 

ばんしょうの視点

民間委託でも、市の市民に対する責務は変わらないとの再認識を!

 この事業は、エネルギー価格高騰による市民生活への影響軽減と地球温暖化対策の意識醸成のためとされていますが、言い方を変えると、家電を同じ買い換えるなら省エネ性能の高いものにして頂き、地球温暖化という社会課題に貢献することで、地球も市民も笑顔になる事業のはずだ。しかしながら、一部お叱りの声が私にあったことは事実であり、市民のお金や本市職員の労力をかけて、市民の笑顔が減るのならば、やらない方がマシだと思いがあります。

 また、最終、国の財源で市にとって財政負担がなく、かつ、事務作業を民間事業者に完全に委託する今回のようなケースでは、市の担当者側からは不具合が起こっていても見えにくくなり、コトが大きくなってから発覚したケースもあったように、私には思えています。

 今回は「前回の課題を認識し、可能な限りの改善を図る」とのことで一定、安心しました。

 ただ、今回の省エネ家電買い換え促進事業に限らず、他の委託についても、委託期間においても、市側はまず市民の声に耳を傾け、改善すべきことは、委託先と確認し、改善して頂きたいです。それは民間委託をおこなっても市の責務の一つだと私は考え、要望しました。

 

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一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 

 今回は、省エネ家電買い換え促進事業費について発言しましたが、市の業務の中で、民間委託が増えており、その中で不具合があっても改善の必要性の判断ができなくなっていたり、そこに不正がはびこっていたり。もう一度、市の役割、責務を考え直してほしいという思いで質疑しました。一人ひとりの市民を笑顔に!という思いで取り組んでいます。