枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年6月2日、枚方市議会6月定例月議会を前に、「総務委員協議会」が開催されました。私は、控室から聞き耳を立ててしました。
「総務委員協議会」の所管は、危機管理室、市長公室、総合政策部、総務部、観光にぎわい部、会計管理者、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員及び農業委員会に属する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項になります。
外では大雨が降り、時折、スマホの防災速報がタラララ〜と音をたてる中での協議会でした。
今回の総務委員協議会の協議案件は8件でした。
いじめ対策については、従来、学校や教育委員会において対応しているが、いじめを市全体の問題としてとらえ、市長部局においても、いじめ防止対策に取り組む。いじめを把握した際は、迅速に行為を止めるとともに、いじめの被害・加害の背景にある福祉的な課題に目を向ける等、被害者に寄り添った解決を目指す。
- 学校等以外からのアプローチとしての客観性
- 法律、心理や福祉面の専門性
- 福祉的支援など、その他支援との連携
- 連携会議を月1回以上開催。重大事態が発生した時(発生する疑い時含む)は、即時に開催
令和5年(2023年)7月
※専用電話、FAX、Eメール、来庁による相談を開始(平日9時~17時30分)
市立中学校で発生したいじめの重大事態について、令和5年(2023年)3月20日付で市教育委員会から調査報告書を受理した。当該報告書には、被害側から「報告書についての所見」が添えられ、再調査等を要望されている。
市長部局において当該報告書等を確認した結果、「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」(平成29年3月文部科学省)に照らし、再調査を行う必要があると認め、いじめ防止対策推進法(平成25年法律第71号)第30条第2項に基づき、再調査を実施する。
調査については、市長の附属機関「いじめ問題再調査委員会」に諮問する。
【委員構成】学識経験を有する者、福祉に関する専門的知識を有する者、臨床心理に関する専門的知識を有する者、市長が適当と認める者
【開催回数】年度内に20回程度(状況に応じて次年度に継続)
各委員の質疑・意見(要旨)
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いじめの認知件数は?解決しているのか?
⇐ 令和3年度1,615件、令和4年度3,215件(速報値)
⇐ 学校現場で対応している -
子どもたちからのSNS相談の状況は?どのように?
⇐ 一人一台タブレットから相談を受ける体制が既に構築されている。かなり多くの相談が寄せられており、相談体制には効果を感じている -
Eメールでの相談の課題は?
⇐ 深夜、土日など即時返答が難しい。また受理状況などの返答はできるよう検討する -
相談員(臨床心理士などが要件)の確保は?
⇐ 募集をかけている -
いじめ対応が十分にできる体制構築が本当にできるのか?
⇐ 対応できるように全力を尽くす
人口減少や少子高齢化による行政課題の多様化・複雑化が進む中で、限られた財源や人的資源のもとにおいても本市が抱える様々な行政課題の解決を図り市民サービスを向上するため、令和2年9月に設置した「公民連携プラットフォーム」をはじめとした公民連携に関する庁内推進体制のもと、様々な分野において公民連携の取り組みを実施してきた。
今後、より一層効果的に公民連携の仕組みを活用し、多様な行政課題を解決するため、これまでの取り組みの効果や課題等を検証し、報告する。
特に行政が公民連携の取り組みで得られた効果としては、事業者の資源や技術に基づくサービスの活用により予算を伴わない事業の実施につながったほか、メディア掲載等によるPR効果や政策立案に関するデータや知見の取得など、数値化できない様々なメリットがありました。また、多様な事業展開や施策の質の向上により、市民に対してきめ細やかなサービス提供が可能になるなど、市民サービスの向上にも寄与している
- 庁内での検討や判断の迅速化
- 意思形成や関係者調整等に係る手続きや期間等の明確化および事業者との相互理解が必要
(特に、実証実験(試行実施)から実装への考え方やフローの明示および認識共有) - 行政課題の発信件数の増加や情報発信の強化による対話の活性化が必要
- 効率的で迅速、円滑な公民連携の実現に向けて、実証実験やCSRなどタイプごとのフローや考え方、必要な手続きや手続きに係る期間等を明確にし、庁内外への浸透を図る
⇒ 公民連携ガイドラインへの反映 - 公民連携に取り組みやすい風土づくりや掲載課題の掘り起こし、対話の活性化に向けた他の仕組みの活用等を検討する
⇒ 公民連携ゼミや公民連携担当次長会議、ひらかた万博共創プラットフォームの活用
【公民連携の課題に言及も】
【公民連携の好事例】
各委員の質疑・意見(要旨)
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提案件数、マッチング件数を増やす取り組みは?
⇐ 行政側としては、各部署の行政課題を掘り起こしていきたい
⇐ 公民連携プラットフォームへの参加事業者を増やすことについても推進していく -
市民サービスが向上したという根拠・前提は?本当に市民サービスは向上している?
⇐ 例えば、おむつのサブスクについては、保護者の肯定的な声を聞いた
⇐ 野外活動センターの事例では、市民が体験できるコンテンツが増えた
枚方市スポーツ推進計画は、平成29年3月に策定、平成29年度から令和9年度までの11年間を推進期間としており、その中間年度である令和4年度に実施した市民アンケートの結果や、社会情勢の変化などを踏まえ、この度、中間評価報告書(案)を取りまとめましたので、今後の取組みと報告を行う。
国のスポーツ基本計画における数値目標を踏まえ、計画の進行管理のため、本市における指標を設定し、到達度を測り、取組状況を評価している。
⇒ 指標であるスポーツの実施率は、新型コロナウイルス感染症の影響などから前回の数値と比べ微減
国・大阪府の動向や社会情勢の変化、市民アンケートの結果を踏まえた中間評価報告書を作成するとともに、スポーツ実施率の向上に向けて、後期に取組むべき主な施策などを盛り込んだスポーツ推進計画の改訂を行う。
2023(令和5)年 6月 | 審議会へ諮問 | ||
12月 | 計画素案について市民意見聴取 | ||
2024(令和6)年 1月 | 審議会からの答申 | ||
3月 | 計画改定 |
【2022/12/15 枚方市議会本会議でのばんしょうの質問】
思わず歩きたくなる、駆け出したくなる、暮らすだけで健康になる、笑顔の枚方をみんなでつくっていきませんか?
【2021/12/17 枚方市議会本会議でのばんしょうの質問】
“スポーツの力”で本市のブランド価値を最大限に高めることができると確信しています!
各委員の質疑・意見(要旨)
- なし
今回の総務委員協議会では、いじめ防止対策、公民連携、スポーツ推進計画に注目しました。セーフティネット、新たな行政課題の解決方法、スポーツになぜ、どのように取り組むのか、それぞれの施策に委員それぞれのスケール感で議論があったように思います。今、市は誰をどのようにサポートするか、近隣の市がやっていることをどのように考えるのか、枚方市民一人ひとりを笑顔するという思いと現実の政策のレベル感とを突きつけられているようにも思えています。