枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年6月7日、枚方市議会令和5年6月定例月議会を前に「建設環境委員協議会」が開催されました。
協議会冒頭で副市長の挨拶がありました。
- 枚方市として第3回脱炭素先行地域に応募したが、今回も見送りとなった。脱炭素社会に向けた省エネ、再エネ普及拡大の取り組みを進めていくことは変わらない
- 整備中の都市計画道路5路線については、完成に向け進めていく
- 樟葉駅前広場のにぎわいづくりに向けた改良工事を進めていく
今回の建設環境委員協議会の協議案件は7件でした。
禁野小学校新校舎整備事業は、旧高陵小学校と旧中宮北小学校の学校統合に伴い、新校舎を建設するものであり、令和4年(2022年)6月10日に前田組・浦辺設計共同企業体(JV)と契約締結し、設計施工一括型デザインビルド(DB)方式により事業を進めている。
この度、旧高陵小学校校舎の解体工事および新校舎の基本設計のとりまとめが完了したことから、進捗状況等について報告する。
現在の旧高陵小学校(2023年6月1日撮影)
令和5年(2023年)7月 |
新校舎の基本設計内容にかかる説明会開催予定 (対象:周辺住民等) |
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8月 | 文化財本調査開始 | ||
令和6年(2024年)3月 | 文化財本調査完了 | ||
6月 |
実施設計完了 新校舎建設工事着手 |
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令和8年(2026年)7月 | 新校舎建設工事完了 | ||
8月 | 夏休み中に新校舎に引越し、2学期から授業開始 | ||
各委員の質疑・意見(要旨)
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斜面の安全性対策は施したか?
⇐ 建物は杭基礎とした。また、防水シートを貼り崩落を防ぐ
⇐ 避難所となる体育館は斜面から離して配置した -
プールは設置されていないが?
⇐ 近隣に複数ある民間プール施設を利用する
【2023/6/5 枚方市議会 教育子育て委員協議会】
【2022/6/1 枚方市議会 建設環境委員協議会】
【2022/5/30 枚方市議会 教育子育て委員協議会】
東部地域における道路交通網の整備を推進するとともに、周辺道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間の確保に加え、防災機能の強化を図るため、牧野長尾線および長尾杉線の整備を進めている。
今般、令和4年度(2022年度)に工事着手した牧野長尾線(7工区)および長尾杉線(長尾工区)の整備工事の内容変更についてご報告する。
- 契約期間:変更なし(令和4年6月24日から令和8年2月27日まで)
- 工事受注者:変更なし(株式会社中島組)
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工事内容変更点:
- コンクリート構造物の取壊し方法の変更及び処分量の増大
- 地盤支持力不足の判明に伴う安定処理工の実施
各委員の質疑・意見(要旨)
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長尾大池は耕作者にとって大切な用水を貯めている。池の水の管理はどのように行っているのか?
⇐ 長尾改良区と調整を行っている。実際の量の調整は改良区で行っている。ポンプを設置するなども行っている
【2022/9/8 枚方市議会 令和4年9月定例月議会 審議案件】
【2022/8/29 枚方市議会 建設環境委員協議会】
【2022/6/1 枚方市議会 建設環境委員協議会】
【2022/2/15 枚方市議会 建設環境委員協議会】
中宮浄水場については、将来にわたり安全・安心な水道水を安定的に供給できる浄水場へと更新するため、令和9年(2027年)4月の新浄水場からの通水を目指し、DBO方式を用いた事業手法により設計業務および工事を進めている。
この度、設計業務における地質調査の結果から新たな地盤改良が必要になったことや、掘削工事における多くの砲弾等の発見により工期等に影響が生じることから、現時点の状況についてご報告する。
構造物の設計を進めるため、事業者が実施した更新事業用地内での地質調査の結果、膜ろ過棟や前処理施設などの建設箇所において、地盤改良が必要との報告を受けた。
この地盤改良における設計費、工事費及び必要工期について、事業者からの申し入れにより協議を行っているが、当該事業はDBO方式であることや地盤改良は事業者の提案内容を実現するために必要な工事であることから、設計変更の対象としないこととして事業者と協議を進めている。
なお、現在事業者との協議においては、必要工期として約8カ月の期間が提示されており、完了時期に影響が生じる可能性があることから、今後事業者と詳細な工程について、協議・調整を進めていく。
令和5年(2023年)1月から更新事業用地内で掘削作業を開始しているが、地中から砲弾やその破片などが発見されている。これらの砲弾等は未使用弾であることから、爆発等の危険性は低いものであるが、より安全に作業を行うため、専門業者による金属探査によって地中を確認しながら手作業で掘削し、警察、自衛隊による安全確認を行った上で除去作業を実施している。また、砲弾等が発見された地点においては土壌汚染調査を実施するとともに、地中からコンクリートガラ、レンガなども発見されており、適正利用を図るため、機械による振るい分けを行った後、コンクリートガラとレンガを手作業で分別している。
このような作業を実施しながらの掘削等には、現時点では約5ヶ月の期間を要する予定です。なお、砲弾等の処理に係る事項については、設計変更の対象となるため、工事費や工期を変更する必要があり、事業の進捗を見極めて対応いたします。
令和3年(2021年)12月20日契約〜令和5年(2023年)7月 | 設計業務完了 | ||
令和5年(2023年)1月〜令和9年(2027年)3月 | 更新工事 | ||
令和8年(2026年)4月〜令和9年(2027年)3月 |
既設施設運転維持管理業務実施 試験運転、一部通水開始 |
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令和9年(2027年)4月〜令和29年(2047年)3月 |
全面運用開始、新第1浄水場含む運転 維持管理業務実施 |
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各委員の質疑・意見(要旨)
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砲弾が発見されたことについて、近隣には伝えているのか?
⇐ コミュニティ会長、近隣の保育園、大学には適宜適切に報告している -
爆発の危険性が低いとしている根拠は?
⇐ 大阪府警本部からは、砲弾は発射されることで安全装置が解除されると聞いている。これまで見つかっている砲弾は、発射された形跡がないことから危険性が低いと考えている -
地盤改良の必要性と砲弾の取り除きとの責任関係の違いはなぜ?
⇐ 地盤改良工事については、施工業者が契約前のボーリング調査のデータで確認可能な要件だった。砲弾については、十分な想定は困難だった。
【2022/11/29 枚方市議会 建設環境委員協議会でのばんしょうの質問】
現浄水場の跡地利用は幅広に検討を!(消防の訓練場なども検討を)
【2022/11/29 枚方市議会 建設環境委員協議会】
【2021/11/26 枚方市議会 建設環境委員協議会】
今回の建設環境協議会では、初めて委員長として協議会を仕切る役割をしました。各委員、理事者の説明・答弁のおかげを持ちまして、終えることができてホッと一息。委員長は通常質問できませんので、私として聞かねばならないことは、今後一般質問も活用していきます。課題はたくさんありますが、枚方市民一人ひとりを笑顔するという思いを大切にしつつ、建設環境常任委員会の活性化によって、まちづくりをバージョンアップしていきたいと考えています。