枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
6月15日、枚方市議会は、令和5年6月定例月議会の初日。補正予算案、条例改正案などを審議、決議しました。
私なりに注目した議案の一覧はこちらのブログにて
本日の各議員の主な議論についてまとめてみます。(私の受け止めも含まれます)
令和5年度補正予算案:補正後の一般会計予算額:約1,627.2億円
補正額:約3.0億円の増額
質疑された項目
内容
- マイナポイント付与期限が9月まで延長されたことに伴い、期限前に来庁者が集中することを踏まえた窓口増設のための補正
議員の主な質疑(要旨)
-
なぜまた大きな予算が必要になったのか?
⇐ 現在、マイナンバーカード申請枚数と交付枚数との差が約3万枚あり、それを国の示す延長期間内に対応する必要があるため、交付窓口を3→12にすることなどを想定している
内容
- 北部支所駐車場の満車時における車列整理や入出庫時の歩行者安全確保のための警備委託費
議員の主な質疑(要旨)
-
なぜ必要になったのか?
⇐ 現在、駐車場に入り切れないほど車が多くなっているので、誘導警備が必要となった -
警備の内容は?
⇐ 1人、9〜17時を予定している
条例案件
内容
- 枚方市学校いじめ重大事態調査委員会を設置するため
議員の主な質疑(要旨)
-
いじめ重大事態調査委員会・いじめ問題再調査委員会委員の報酬が他の委員会と比べかなり高い。なぜなのか?
⇐ 他の委員会では事務局を市職員が担っているが、これら委員会では第3者性が必要なため調査・資料作成も委員にお願いすることになるため -
請求される時間の妥当性はどう担保するのか?
⇐ 聞き取りの時間は確認ができ、資料作成時間は出来上がった資料である程度確認が取れる。必要に応じて検証を行う -
重大事態は何件発生しているのか?
⇐ 小中学校合わせて3.215件(令和4年度) -
重大事態はどのように定義されているのか?
⇐ いじめ防止対策推進法第28条「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」 -
教育委員会は学校に対してどのような支援をしてきたのか?
⇐ 初動対応をまとめて伝えている。研修の実施。いじめ対策グループを新たに設け指導助言を行っている -
仕組みが分かりにくい
⇐ 【教育長】情報提供の方法などは検討していく。今後も市長部局とも連携して総合的に取り組んでいく -
学校の委員会と教育委員会の委員会はどのような基準で決まるのか?
⇐ 教育長が決定する。あくまでも原則学校。様々な方の意向を踏まえたり、外部委員の意見をもらう必要がある、学校業務に支障があるなどと判断したときに機動的・期間集中的に行いたい -
市長部局と教育委員会との外部委員の兼務はあり得るのか?
⇐ ない。 -
詳細なことが条例ではわからないが?
⇐ 【教育庁】現時点で取り得る策として条例提案した。今後も総合的に検討していく
内容
- 枚方市立生涯学習交流センターの管理運営について必要な事項を定めるため
- サンプラザ生涯学習市民センターが③街区に移るため
議員の主な質疑(要旨)
-
市民意見を聞き進めるべきではないか?
⇐ 部屋の数、利用料などの変更はない。条例改正はこれまでの再編の考え方に沿ったもの -
指定管理など計画をつくる必要はないのか?
⇐ 指定管理者の募集要項に反映していく -
指定管理にするメリットは?
⇐ 民間ノウハウが活用でき、効率的効果的な運営が期待できる。他の施設のアンケートでも高い満足度が得られている
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
6月15日、6月定例月議会初日の議案審議では、多くの案件を審議しました。いじめ対策など市民の人生とも関わる案件だと思います。一人ひとりが笑顔になる政策かどうか?ということを常に心の芯に置きつつ、他の議員の言葉に聞き入りました。