枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年6月23日に行いました令和5年6月定例月議会の一般質問の項目4をまとめました。
学校と関わる外部団体には、性善説で接することは基本だが、
その中身を見ていくこと、指導者を育てていくことも必要不可欠
学校と関わる外部団体には、性善説で接することは基本だが、
その中身を見ていくこと、指導者を育てていくことも必要不可欠
学校施設を使用するための規則や条件などは、どうなっているのか?
枚方市の小中学校では、運動場や体育館などの施設を学校の運営に支障のない休日や平日5時以降の時間帯に、地域住民の身近な文化・スポーツ・地域活動の場として開放されており、数多くの方々が利用されている。
その中には、スポーツ等を通じて子どもたちの健全な育成に貢献されている団体も数多くおられる。これら利用者の方々が全て良好に使用できる環境を維持し続けていかなければならない。そのためには、それぞれ利用者が秩序をもって使用する必要があると考えるが、現在、学校施設を使用するにあたって規則や条件など設けられているのか、また、その内容としてはどのようなものなのか?
学校ごとに、地域、学校、利用者等で構成される学校体育施設開放運営委員会を設置
学校施設開放につきましては、「枚方市教育委員会所管に係る財産及び公の施設使用規則」等において、使用に関する定めをしており、内容として、使用前の事前申請を行うことや使用後は原状に復して返還すること、また、公の秩序又は善良な風俗を害するおそれがある場合、営利を目的とする場合などについて使用を許可しないなどを定めている。
また、学校開放を行う学校ごとに、地域、学校、利用者等で構成される学校体育施設開放運営委員会を設置しており、その担任事務は、登録利用申し込みの審査及び利用日程の調整、利用者との連絡及び注意・指導となっている。
ルールを守らない団体や、学校の使用条件に従わない団体にはどのように対応している?
ところで、市内には学校施設開放を利用し活動している団体はたくさんあるが、その中には、残念ながらルールを守らない団体や、学校の使用条件に従わない団体もあるかと思う。
仮にそのような情報が教育委員会にあった場合は、どのような対応をされているのか?
学校体育施設開放運営委員会がその使用者に対して注意・指導を行うことになっている
施設を使用する上でのルールを守っていただけないなど、マナーが悪い者がいると情報を受けた場合は、学校ごとに設置している学校体育施設開放運営委員会がその使用者に対して注意・指導を行うことになっている。また、使用許可の条件等に違反する者については、教育長が使用許可を取り消すことがある。
規則や条件に反する使用者がいるという情報を受けた場合は、ルール違反した者は施設を使用できなくなる場合も含めて、現在でも是正を求めていただいているとのことですので、今後もより健全な学校施設開放が持続できるようよろしくお願いしておきます。
学校施設開放を活用する団体には、市民側から見ると市がお墨付きを与えているように思えてしまう
なぜこのことを確認したかったかというと、学校施設開放を活用する団体には、市民側から見ると市がお墨付きを与えているように思えてしまうからです。今全国的に検討を進められている中学校部活動の地域移行においても様々な団体などに頼ることとなり、それ以上にお墨付きを与えてしまうことになるのではないかと思います。
今後の部活動の地域移行においては、より注意していく必要があるのではないか
私自身の中学生時代を振り返ったときに、どうも、部活動が自分にとって学校での居場所であり、自己有用感とともに、成長を感じさせてくれた場だったんだと改めて思いました。だからこそ、今後も部活動を大切に維持、発展していかねばならないと強く思っています。
性善説で接することは基本だが、その中身を見ていくこと、指導者を育てていくことも必要不可欠だ
ただ、今後の部活動の地域移行を含めて外部の大人に関わることによる負の側面、危険さも同時に存在します。学校と関わる外部団体については、性善説で接するものの、一方でしっかりとその中身を見ていく、また指導者を育てていく、仕組みづくりが必要だと主張しました。
【2023年2月17日 教育子育て委員協議会】
【2022年12月15日 一般質問】
中学校部活動の地域移行は、子どもたちの生活のありようを劇的に変えてしまう試み。
この社会が、よいようにも悪いようにも変わる契機ともなる。慎重に進めてほしい。
【2022年6月20日 一般質問】
「中学校部活の地域移行」は生徒を中心に!しかし、それは枚方の未来、日本の未来につながる大変革だ!
市民を巻き込んだ市のビジョンが必要だ!
今回の質問は、「学校の施設開放」。数ある団体の中には、多くに方が望まない団体も紛れている可能性があるのではないでしょうか。性善説であり続けてたいですが、一定の基準と一定の監視も必要です。子どもの教育と関わることにはやっぱり必要ではないでしょうか。今も未来も枚方市民を笑顔に!との思いで組み立てました。