枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年9月1日は、「教育子育て委員協議会」の所管事務調査が行われました。今回は直接傍聴してきました。
今回の教育子育て委員協議会の協議案件は8件でした。
今回の記事は、私が別の資料も加えています。
不登校児童生徒数は増加の一途となっている。既に中学校の1クラスあたり1.71人となっている。
同じデータを積み上げ棒グラフで。
全国でも増加の一途です。【出典:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査|文部科学省】
中学1年生から急激に増えています。
長期化する傾向が見て取れる。
専門家に相談していない人数が半数を超える。校内適応指導教室が全校設置されている中学校では、一定そこが機能しているようにも見える。
5つのレベルに応じた対応例を共有
不登校の支援のあり方や、学校内外における相談窓口等について掲載。
教育委員会のホームページでも広く公開されています。
不登校状態にある児童・生徒に対し、人間関係のあり方や自己決定の方法等について学ぶ場を提供するとともに、多様な活動を通して個に応じた支援と指導を行いながら、該当児童・生徒の社会的自立をめざす。
ブログでも日々の教室の様子を発信しています。
Minecraftを使った新たな取り組みも!
児童生徒が自ら進路を主体的に捉え、社会的に自立することをめざす。
枚方市教育委員会で示せるものをまとめてありました。
各委員の質疑・意見(要旨)
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不登校を経験した生徒の進路の傾向は?
⇐ 様々ではあるが、通信制高校が多い傾向 -
不登校の増加の理由は?
⇐ 教育機会確保法で「学校に行くことだけを目的としない」と定められたこと、コロナで学校に行かなくてもいいということがはっきりしたことが考えられる -
民間施設との連携とは?
⇐ 主にフリースクール。枚方市内では4つのフリースクールで出席扱いを行っている -
学校内、学校間での情報共有や課題共有などの機会はあるのか?
⇐ 生徒指導主事が集まる会を定期的に開催している -
未だに「ルポ」が「適応指導教室」となっているが、学校に戻すことを目的としているのか?
⇐ あくまでも社会的自立をめざした教室であり、今後はメタバース登校も検討を進めている -
フリースクールと言っても何をやるところなのか、幅が広いのではないか?
⇐ 縛ってしまうと学校と同じものになってしまうという考え方もある。
⇐【教育長】「その子どもに合った学びとは何か?」が大切であり、できることからやっていく
今回の教育子育て委員協議会では、「不登校」の集中勉強会となりました。今後の「ICTの活用」は中期的には期待を持っています。子どもが家にいてやはりゲームばかりやってしまっているのではないかと思います。入り口を学校の門からそちらに変えることもできる支援ではないかとおもいます。今後も一人ひとりの子ども・若者を笑顔にするという思いでこの課題に向き合ってまいります。
【2023年6月23日 一般質問】
現在の学校環境では、子どもたちが自己有用感を持てていない!?
学校を少々間違ったことを言ってもいい心理的に安全な場所に!
【2022年12月15日 一般質問】
少しずつでもつながりが持てるまち、一人ひとりが自尊心、自己肯定感がもてる社会を、みんなで考えていきたい。
【2022年11月25日 教育子育て委員協議会】
【2022年9月15日 一般質問】
市が不登校児童生徒の「支援ガイド」の作成したことは一歩前進!
これからも、子どもたち自らの選択肢を増やす取り組みを!
【2022年6月20日 一般質問】
昨年度の不登校児童生徒は871名。増加傾向が加速!
まずは、不登校児童生徒の選択肢をガイドブックにまとめること!
【2022年3月15日 一般質問】
「すべての子どもにはそれぞれの居場所がこの社会には必ずある」ことも伝えて!
「子どもたちの選択肢を増やすこと」が喫緊の課題。
【2021年12月17日 一般質問】
不登校は予断を許さない状況。教育委員会はICTを活用した新しい選択肢を!