枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年9月19日は、「市民福祉委員協議会」を控室にて聴いておりました。
なお、「市民福祉常任委員委員会」の所管は、市民生活部、健康福祉部および市立ひらかた病院に属する事項となります。
③街区第3工区5階に開設予定の(仮称)市民窓口等(以下「市民窓口等」という。)については、令和6年度前期のオープンに向けて取り組みを進めている。市民窓口等では、枚方市駅に直結した強みを活かしながら、限られたスペースの中、オンラインサービスなどDXの観点を取り入れることで、市民がより利便性を感じられるよう、取扱い業務や窓口対応の手法などについて検討を行ってきた。
今般、③街区での枚方市駅前行政サービスの再編のうち、市民窓口等の取扱い業務等(案)についてとりまとめた。
市民窓口等では、デジタル技術のさらなる活用を進め、「待たない」「書かない」「回らない」をコンセプトに、新たに予約制とリモートによる対応を導入することで、現在、支所で取扱う業務をベースに、各種申請手続きを選定し、従来の対面による申請受付だけでなく、ワンストップでの対応や電子申請のサポートなど、様々な窓口対応を行う。窓口での受付については、待合スペースやリモート相談・手続きブースの数に制約もあることから、原則予約を基本として対応する。
また、③街区での枚方市駅前行政サービスの再編に伴い、枚方市駅市民室サービスセンター(以下「サービスセンター」という。)を移転し、引き続き、各種証明書等の発行に対応します。なお、取扱う手続きや予約の要否については、利用状況も見極めながら、ニーズに合わせて、必要の都度、変更も重ねながら対応して行く。
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受付窓口について
- 引越し手続オンラインサービスを活用し、ワンストップで転入に伴う諸手続き
- 現在各支所で取扱う業務をベースにした次のような手続き(主に取扱う手続)
- 転出・転居、戸籍の届出、国民年金、国民健康保険、後期高齢者医療に関する手続
- 子ども医療・ひとり親家庭医療・障害者医療、児童手当に関する手続き
- 介護保険、障害福祉に関する手続
これらの受付や手続きについて、対面による窓口を設置し、対応する
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証明書発行窓口について
サービスセンターを市民窓口等に移転し、引き続き、平日の夜間や土・日・祝日も含め、対面により各種証明書等を発行する。また、対面で受付する窓口数に制約があることから、コンビニ等に設置されているキオスク端末を設置し、対応していく予定
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- 住民票の写し、印鑑証明書、戸籍全部・個人事項証明書、戸籍附票の写し
- 行政キオスク端末では、上記に加え、市・府民税課税証明書を発行
本庁等をバックヤードとして、リモートや電話による問い合わせを行う業務については、本庁等と同様にします。なお、第4日曜日については、本庁において住民異動に係る窓口を開庁しており、これにあわせ開所する考えです。
また、証明書発行窓口については、現行のサービスセンターの開所時間を基本として、検討していきます。
- 施設名称: (仮称)枚方市駅市民窓口センター
- 開所時間 :午前9時〜午後5時30分
- 休所日 :土・日・祝日・年末年始(第4日曜日は除く)
- その他 :証明書発行窓口については、上記以外にサービスセンターの開所時間(平日は午前8時〜午後8時、土・日・祝日は午前9時~午後5時30分、木曜日は休所)を基本に検討
[2023年6月12日] 全員協議会
何のためのDXなのか?もっと高い視点で共有しておくことが大切だ!
[2022年9月2日] 全員協議会
各委員の質疑・意見(要旨)
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開所時間がバラバラだが?
⇐ 住民異動など多くの業務については、バックヤードである本庁との連携が必要であり、本庁の開所時間に合わせる必要がある。その他の業務は今後の検討の余地がある -
予約制とする理由は?
⇐ 待合スペースなどに余裕がないため。スタート時は原則予約とさせて頂きたい -
ワンストップ化を目指すことになった理由は?
⇐ 本庁との連携、予約制を採用することにより、ワンストップ化ができるように進めている -
書かない窓口の実現は?
⇐ 政府の窓口DXを活用し、実現に向け取り組みを進めている -
短時間の手続きも予約が必要なのか?
⇐ 利用状況等を勘案して検討していく
2018(平成30)年度に開始した「ひらかたポイント事業」につきましては、ポイントを活用した市民の健康増進や高齢者の ICT 利用促進にかかる取り組み等を推進してきた。2021(令和3)年度からは、当初の「IC カード方式」から QR コードを利用した「アプリ方式」に変更するなど、利用者の利便性の向上に努め、現在に至るまで、事業の活性化に向けた取り組みを進めてきた。
今般、令和4年度以降の「ひらかたポイント事業」の実績とともに、今後の取り組みについて報告する。
令和4年度からは、市民の健康増進に資する取り組みに特化した運営を基軸としつつ、市が主体となって新たな事業を展開し、若年層の登録および交換ポイントの増加につなげました。
具体的には、ウォーキングアプリのポイント付与の拡充や、スポーツ関連事業にもポイント付与メニューを導入するなど、さらなる健康増進の取り組みを推進するとともに、自治体マイナポイント制度との連携交換の試行実施や QUO カードへの交換を開始するなど、利便性の向上にも努めた。
【年代別 新規利用登録者数】
【自治体マイナポイント制度との連携交換実績】
【課題1】ポイント利用の推進
【課題2】アプリ利用への移行誘導
【課題3】健康行動の推進
令和4年度以降の取り組みによって、若年層の利用登録が拡充されてはいますが、依然として高齢者層の登録者数が大半を占めており、幅広い年代への広がりが課題となっている。
また、ポイント付与については、「特定健診」や「がん検診」等による付与が約 80%を占めており、健診に頼らない健康増進活動の「後押し」効果を最大限発揮するための様々な手法を検討し、適切な評価と効果的な予算執行を行う必要がある。
ひらかたポイント事業 | 4,021.8万円 | ||
[2022年11月28日]枚方市議会 市民福祉協議会
[2022年8月30日]枚方市議会 市民福祉協議会
[2021年11月29日]枚方市議会 市民福祉協議会
各委員の質疑・意見(要旨)
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若い世代に向けたポイント付与の見解は?
⇐ 妊娠届出・母子健康手帳別冊交付申請時や、スポーツイベントでのポイント付与を行っていて、健康増進の取り組みを進めるため、若年層も意識している -
健康行動に取り組みは?
⇐ 令和4年と令和3年で比較し21.5%の増加となっており、健康ウォーキングアプリのダンロード数の増加など健康増進に結びついている -
若年層のどのような効果があったのか?
⇐ ロハスパークひらかた(438人が参加:半数が若年層)、枚方まつり(483人が参加:6割が若年層)で、抽選会などを実施。多くの導入と支援を行った -
ポイントをタクシークーポンへの交換方法の簡便化は?
⇐ 様々な課題があり、現在の状況となっている
健康福祉総合相談課では、健康や福祉に関する相談支援を行っているが、経済面、仕事、病気や障害、子育て、介護など多岐にわたる悩みごとを抱えているケースがある。また、5月には、孤独・孤立対策推進法が成立し、日常生活や社会生活において孤独を覚えることにより、心身に有害な影響を受けている状態にある方への支援等に関する取り組みが求められている。
こうした現状を踏まえ、悩みごとの解決に向け、軽減につながる支援制度や相談窓口を、スマートフォンやパソコンで簡単な設問に答えることで、悩みごとの解決や軽減ができる支援制度や相談窓口を、わかりやすく案内することができる、福祉サービス検索システムを導入する。
個人情報の入力を行うことなく、悩みに関する設問に答える中で、自身が抱える悩みを整理しながら、利用できる可能性のある支援情報を知り、その支援情報の概要や、支援を使うために必要となる準備や、注意事項がわかる内容とする。
導入後は、アクセスユーザー数や支援情報にかかる説明・案内の閲覧数を計測し、どのような人がどんな支援を必要としているのかなど、利用状況や効果について検証しながら、今後の情報提供に活かすと共に、必要な改善についても検討していく。
令和5年(2023年) 9月 | 9月定例月議会にて補正予算案を提出予定 | ||
11〜12月 | 契約手続き | ||
令和6年(2024年) 1月 | 契約締結後、システム構築開始 | ||
4月 | 利用開始 |
各委員の質疑・意見(要旨)
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他市の取組状況は?
⇐ 北九州市、京都市で活用されている
今回の市民福祉委員協議会では、案件は9。様々な施策をひらかたポイントで誘導するような内容が増えてきました。一定、意味がありそうですが、役所的には「やってる感」を出しやすく楽なような気がします。今後は、データヘルスも含めて考えていくためのビッグデータを集めることもできるようになるのではないでしょうか。賛否は分かれるかも知れませんが、施策の有効性は一定はっきりとするようにも思います。一人ひとりを笑顔にする!ためには、【健康第一】のに議論していかなくてはならないという思いです。