枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
10月11日、枚方市議会は、令和5年9月定例月議会の第2日。決議案の採決、補正予算案、条例改正案などを審議、決議しました。
今回は、取り急ぎの発信とし、順次あったことをまとめていきます。
私なりに注目した議案の一覧はこちらのブログにて
議長より、「公職選挙法に抵触されると報道されている件について、市長に説明を求めます。」と求められ、市長は議員説明会とほぼ同様の説明をしました。
議員説明会からの変更点
- 会合に参加した人は精査した結果、約30名とさせて頂く ⇐ 誰が参加したか、固有名詞が結局分からなかった?
内容
- これまで分かった一連の公職選挙法に触れる行為などに対し、議会が、伏見市長に対し、猛省を促すとともに市長としての責任を強く問うもの
議決結果(議長は参加せず)
- 賛成:20人
- 反対:11人
反対討論(要旨)
- 【反対の立場】公職選挙法違反とは明確に言い切れない。既に(維新の会)会派から直接猛省を促しているため、問責決議の必要はない
- 【賛成しかねる立場】直ちに公職選挙法に違反する行為だったと結論付けられない。また、この決議文では、市長の責任が明確でない。既に(自民党)会派から申入れを行っているので、問責決議には賛成しかねる
本日の各議員の主な議論についてまとめてみます。(私の受け止めも含まれます)
補正額:約14.1億円の増額
質疑された項目
内容
- 枚方市駅北口駅前広場整備に合わせ、市駅高架下の車両相互通行に必要な信号機を設置するための経費
議員の主な質疑(要旨)
-
信号は大阪府が設置するものではないか?なぜ市費を使うのか?
⇐ 大阪府下全体の限りある予算の中で、回ってこない。令和6年度の設置ができなければ、まちづくりに支障が生じる -
変な前例にならないのか?法令上問題はないか?
⇐ 今回は特別で、法令に抵触するものではない。 -
これまで大阪府とどのような調整を行ってきたのか?
⇐ 【副市長】大阪府には説明し、協議を進めてきた -
当該の信号機設置は、Tサイト前の交差点であり、現状を鑑み、歩行者の斜め横断を可とするような警察協議をすべきではないか?
⇐ 斜め横断を可能性については、交差点内路面標示が複雑になることや、高架下車両交互通行後の信号現示など課題が多い。安全で交通の円滑化が図れるように大阪府警察本部や公共交通事業者などと協議を行っていく
内容
- 元幼児療育園の解体設計委託
議員の主な質疑(要旨)
-
金額の内訳は?
⇐ 既存建物の解体設計委託料、事業者公募に向けた委託費など -
スケジュールは?
⇐ 解体は令和6年度完了。その後の跡地活用事業は令和7年度オープンを目指す
内容
- 枚方市駅前の建設中のビルへの市役所機能の一部移転に係る経費
議員の主な質疑(要旨)
-
内容は?今回が費用の全てなのか?
⇐ 建設中のビル5,6階の執務室の机、椅子、パーテーションなど。精査中のものもあり、必要に応じて今後計上する。 -
認知症の方も分かるような表示を目指す?
⇐ 例えば、床、壁、扉の色分け、ピクトグラムの活用などを進める -
快適さも兼ね備えた空間になる?
⇐ 5階は開放的で明るい空間を、6階は落ち着きのある空間をコンセプトとして統一感のある内装設計をしている。改めてイメージパースを作成し、市民に見てもらいたい
内容
- 現市長の任期中における市長、副市長等の給料の減額措置を講じるため。
- 現市長の退職手当を支給しないこととするため。
議員の主な質疑(要旨)
-
今日の冒頭の説明によると、「今回の給与減額は公職選挙法に抵触するような行為があったことに対応することではない」とされたが、今回の給与減額の目的は?
⇐ 市長就任以降、身を切る改革を行う覚悟を示すために行ってきた。また、選挙公約にも示した。 -
市長の減額率が20%から30%になったが、その理由は?
⇐ 更に掲げた公約実現に強い決意を表したもの。 -
今回の公職選挙法に抵触するような行為の幕引きと捉えられそうだが?
⇐ その件については、今後も引き続き丁寧な対応を行っていく。
10月11日、9月定例月議会第2日の議案審議。私としては、初めての市長に対する問責決議。傍聴席には、新聞記者やテレビクルーもいました。臆することなく、一人ひとりが笑顔になる政策かどうか?ということを常に心の芯に置きつつ、他の議員の言葉にも耳を傾けつつ、役割を果たしてまいります。でも、2度とこのような問責決議はごめんです。疲れました。。。