枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
10月23日の枚方市議会 決算特別委員会での令和4年度決算の審査。私の質疑の図書館図書費・利用者数増への取り組みをまとめました。
私の質疑項目は下記の通りです。
質問と答弁を要約しました。(実際にはそれぞれ2、3度質問しています)
図書館は、ひらかたの文化ブランドそのものだ!
今日の最後にひらかたブランドの文化度の象徴として、図書館の状況を確認します。
図書館図書購入費は、令和3年度の決算額5,000万円に比べて約2,000万円増えて約7,000万円になっていますが、この理由は?
蔵書の鮮度を維持し、魅力を高める必要がある
図書資料については、児童書のロングセラー絵本や定期的に情報の更新が必要なガイドブック、急激に進歩しているコンピュータや健康関連図書などは、蔵書のメンテナンスとして除籍や買い替えを行うことで、蔵書の鮮度を維持し、魅力を高めることで、さらなる利用の増加が見込めるようになる。
そこで、こうした状況を改善するため、令和4年度、図書資料のメンテナンス費用として、臨時経費2,000万円が計上された。
延べ利用者数182万人で増加傾向だが、どのような取り組みを?
令和3年度、4年度の延べ利用者数を事務概要で見ると、令和3年度は175万人、令和4年度は182万人と増加している。また、中核市における過去数年の貸出冊数では、枚方市の貸出冊数はトップクラスで、令和3年度は中核市トップになったと聞きました。
そこで、確認したいのですが、こうした利用者数や貸出冊数の増加の理由は、図書資料のメンテナンスが重要だが、この間の図書館職員の様々な取り組みによるところも大きいと思う。具体的にどのようなことを行っているのか?
「スポーツチャレンジフェスタ」は、障害の有無に関わらず、一緒に楽しみながら、スポーツ・運動の楽しさや多様性を学ぶイベント
図書館では、来館・利用を促進するために、あらゆる年代向けにテーマを絞った図書の特集展示をはじめ、本の福袋、おはなし会、手作り絵本展、子ども司書講座、図書館バックヤードツアー、ライブラリーコンサート、講演会、映画上映会、手話で楽しむおはなし会、手話ブックトーク、バリアフリー映画会、多言語で楽しむおはなし会などを行っている。
また、開催するイベントによっては、そのテーマに添った関連蔵書を展示し、貸出するとともに、展示の有無に関わらず、関連蔵書を紹介するリストの作成・配布も行っている。
さらに、市の公式LINE、インスタグラムなどのSNSを活用した情報発信や、図書館に来館せずに利用登録できるスマート登録サービスの提供による利便性の向上も増加の一因と考えている。
来年度オープンする枚方市駅前施設イベントでは、図書館と連携した図書資料の貸出しや紹介の連携を!
私としては、庁内各部署で実施しているイベントについては、会場で関連する図書資料の貸出しや紹介を行うなど、図書館との連携を更に積極的に行っていただきたいと思います。これは「知的好奇心が増幅する」取り組みであり、本当の意味での図書を通じた文化活動だと考えています。
また特に、来年度オープンする市駅前図書館は、利便性も高く、庁内各部署がこの場所を利用してイベントを開催することも多くなると考えられますので、このような連携を図っていくことで、図書館が核となり、市内外に誇れる、さらにより良い文化を創出していただきたいと切にお願いしておきます。
図書館は、ひらかたの文化ブランドそのものだ!
加えて、この間の物価高騰に伴い、図書資料についても例外なく値上げされているという状況だと聞いています。図書館は、ひらかたの文化ブランドそのものだと私は思っています。こうした点からも、図書購入費の今後の予算の確保を要望しました。
今回は、図書館の図書購入費の質疑をまとめました。効率的効果的に、一人ひとりの笑顔のために意味のあるお金として使われたのか?図書館は文化そのものであり、一人ひとりを笑顔にする!前に前に進めていただきたい。