枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2023年11月29日、枚方市議会令和5年12月定例月議会を前に「建設環境委員協議会」が開催されました。
協議会の冒頭で副市長の挨拶では、「都市づくり情報に関するDX推進の取り組み」について話がありました。現在、2つのことを目的に、ワーキングチームで進めているとのことです。
- 市民や事業者の不動産取引じの利便性向上
- 職員の業務負担軽減(働き方改革)
私としては、今後さらに大きくなる空き家問題に対して、不動産取引の活性化を狙うということも目的に入れてほしかったなぁとの思っています。
今回の建設環境委員協議会の協議案件は6件でした。
近年の社会情勢により交通環境を取り巻く状況が大きく変化する中、公共交通の維持など、様々な課題に対して機動的に対応していく必要があることから、平成 30 年(2018 年)12 月に策定した「枚方市総合交通計画」について、「地域公共交通計画」の位置付けを付加するなど、令和6年度の計画改定を目指し検討を行っている。
本年6月の建設環境委員協議会には、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の位置付けを付加した枚方市総合交通計画推進協議会を新たに設置することを報告し、そのために必要となる枚方市附属機関条例の改正について、6月の定例月議会でご可決をいただいた。
その後、10月12日に枚方市総合交通計画推進協議会を開催し、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定協議会(以下、「法定協議会」という)への移行を行った。その中で、計画改定に向けたアンケート調査を12月頃に実施することになったので、法定協議会の主な内容やアンケート調査の概要を報告する。
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普段のおでかけについて、外出頻度、主な移動手段 など
- 通勤・通学・通院
- 食料品・日用品の買物
- 趣味・食事・娯楽・コミュニティ活動
令和5年(2023年) 12月 | 市民アンケート調査の実施 | ||
令和6年(2024年) 3月 | 市民アンケート結果の公表 | ||
8月 | 総合交通計画骨子(案) | ||
12月 | パブリックコメントの実施 | ||
令和7年(2025年)3月 | 総合交通計画(改定)公表 | ||
各委員の質疑・意見(要旨)
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国道307号などの渋滞対策は総合交通計画に含まれるのか?
⇐ 既に主要政策として含まれており、都市計画道路の整備などで対策しているところ。今後もニーズの把握に努める -
老人クラブ連合会や障がい者団体などの声も聞くことは?
⇐ より多くの方の意見を聞くため地域包括支援センターなどを今回は意見聴取場所として加えた -
法律の位置付けを付加した枚方市総合交通計画推進協議会を新たに設置したが、構成員には交通事業者が含まれるのか?
⇐ 鉄道、バス、タクシー事業者は入っている
都市計画道路御殿山小倉線については、中部地域における道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間の確保に加え、防災機能の強化を図るため整備を進めている。
今般、令和4年度(2022年度)に工事着手した御殿山小倉線道路整備工事(3工区)その2の内容変更について報告する。
各委員の質疑・意見(要旨)
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長尾大池は耕作者にとって大切な用水を貯めている。池の水の管理はどのように行っているのか?
⇐ 長尾改良区と調整を行っている。実際の量の調整は改良区で行っている。ポンプを設置するなども行っている
【2023年10月26日 枚方市議会 決算特別委員会】
開通記念式典は笑顔あふれる心を込めたものに!
【2023年3月15日枚方市議会 本会議】
2024年3月開通に向け、工事監督、検査の徹底を!
【2023年2月21日枚方市議会 建設環境委員協議会】
【2022年10月3日枚方市議会 建設環境委員協議会】
財源確保など「もうひと押し」で令和5年度完成を!
新道路を活用した循環バス路線の新設の働きかけを!
都市街路樹は、緑の景観形成や沿道環境の保全、延焼防止など、都市魅力の向上に資する多様な機能を有しています。本市では、このような街路樹を活用して昭和30年代から都市緑化を推進しており、これまでに約 5,100 本の高木を植樹し、緑豊かなまちづくりに取り組んできた。
一方、これらの街路樹は、40年以上経過するものが多くなってきており、香里団地周辺のけやき通りやいちょう通りなど、その一部では老木化や大木化が進み、幹の空洞化や腐朽の進行等による倒木、根上がりによる歩道の段差が発生するなど、市民生活に様々な影響を及ぼしている。高齢化の急速な進行により対応が急がれるバリアフリー化や自然災害の激甚化・頻発化、市民意識の多様化など周辺環境が大きく変化しており、これらの影響の拡大が懸念される。
今後、限られた予算で、より効率的・効果的に街路樹の維持管理を行いつつ、一定量確保できた街路樹のストックを活かして様々な効果を発現し、多様なニーズや状況に対応していくことが重要であり、このため、老朽化などが進む本市の街路樹の現況を把握して課題の整理・分析を行い、維持管理方針の策定に取り組む。
- 健全な街路樹の育成
- 都市魅力を高める街路樹の育成
- みんなで育てる街路樹
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地域要望を取り入れた維持管理
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歩道空間に合わせた適切な剪定管理の実施
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事故予防に重点をおいた点検
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日常点検による倒木事故等の予防
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できるだけ多くの人の目で危険木を把握
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シンボル路線における良好な景観を保つ維持管理
- 良好な景観を保つ維持管理
- 計画的な植え替え
- 親しまれている上位4路線を「シンボル路線」に位置づけ
- けやき通り
- さくら通り
- いちょう通り
- とうかえでの道
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安全で快適な道路空間のための再整備
- 事故を予防し、通行のしやすさ確保に重点を置いた再整備
- 樹種更新(高木→低木など)
- 歩道幅員の確保
- 見通しの確保
- 生育空間を確保し、健全な樹木を育成
- 事故を予防し、通行のしやすさ確保に重点を置いた再整備
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地域住民や事業者が参加しやすい仕組みづくり
- 地域活動・アダプトプログラムの推進・発展
各委員の質疑・意見(要旨)
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5100本の街路樹を管理しているとのことだが、市民からの通報などはどのようなルートで?「ひらレポ」の活用状況は?
⇐ 街路樹に関して、ひらレポ経由:4件、その他電話など:132件、今後ひらレポの活用を推進していきたい。 -
街路樹を減らすのが目的か?
⇐ 様々な状況のバランスが大切だと考えている。高木の問題であれば、低木への変更も含めて可能な限り減らさないように取り組んでいく -
街路樹は増えているのか?
⇐ 街路樹の延長距離は増加傾向にある -
根上りして危険な歩道がある。ころんだ場合など管理責任が問われる可能性はないのか?
⇐ ケースバイケースだ。対策は講じていきたい
現在の建設環境委員協議会では、委員長として協議会を仕切る役割をしています。各委員の活発な質疑、理事者の明快な説明・答弁。発言しやすい雰囲気づくりも仕事かなと思いながら役割を果たしています。課題はたくさんありますが、枚方市民一人ひとりを笑顔するという思いを大切にしつつ、建設環境常任委員会の活性化によって、まちづくりをよりよくアップデートしていけるよう尽力してまいります。