10年後の新庁舎に求められる機能とは?5年後の枚方宿は?〜5/31 枚方市議会 総務委員協議会

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2023年5月31日、枚方市議会6月定例月議会を前に、「総務委員協議会」が開催されました。私は委員として出席しました。 

 

 「総務委員協議会」の所管は、危機管理室、市長公室、総合政策部、総務部、観光にぎわい部、会計管理者、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員及び農業委員会に属する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項になります。

 

 冒頭、副市長からは、2024年度「SDGs未来都市」に選定されたとの報告がありました。。SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市の中から、特に経済・社会・環境の三側面の統合的取組による相乗効果、新しい価値の創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルの高い都市を公募・選定する内閣府の制度で、2018年度に開始されています。

 

 

 

 


 

 

 

 今回の総務委員協議会の協議案件は3件でした。

 

 総務委員協議会 案件 
  1. 新庁舎整備基本計画の策定等に向けた取り組みについて
  2. 幼児療育園跡地の活用について
  3. 市立枚方宿鍵屋資料館の指定管理について

 

 

1.新庁舎整備基本計画の策定等に向けた取り組みについて

 新庁舎整備については、「枚方市新庁舎整備基本構想(令和3年3月策定)」(以下「基本構想」という。)などに基づき、災害時における防災拠点機能の強化や市民ニーズに応じた窓口機能の充実など、様々な課題解決さらなるサービス向上をめざし、先行して進めている市駅前行政サービス再編とあわせ、庁舎位置の確定に向けて取り組むとともに、庁内横断的なワーキングチームなどにより現庁舎の課題整理や先進事例の研究などを進めている。

 今般、庁舎位置の確定に先んじて、新庁舎の機能等を効率的に検討していくため、「(仮称)枚方市新庁舎整備基本計画」(以下「基本計画」)の策定に向けて、市民アンケートやワークショップ、有識者への意見聴取、現庁舎の執務環境調査、並びに、求められる機能等の検討に係るスケジュールのほか、基本計画で示す主な項目などを報告する。

 

 

今年度、庁舎位置の確定に先んじて、新庁舎の機能を検討し、基本計画を策定する
基本計画の趣旨・目的

 基本計画は、基本構想などの内容を踏まえ、新庁舎の導入機能や規模などの基本的な条件を整理し、今後、基本設計・実施設計を行うにあたって、より詳細な検討を行う際の整備方針として策定する。

 

 

基本計画に示す主な項目
  • 導入する機能
  • 集約部署の考え
  • 庁舎規模、フロア構成のイメージ
  • 配置計画(敷地内の建物配置)
  • 事業手法(DBO、PFI手法等)
  • 概算事業費
  • 整備スケジュール など
 
主なスケジュール

 

 

各委員の質疑・意見(要旨)

  • 市民アンケートなどで声を集めるとのことだが、若者や障がいがある市民の意見聴取の方法は考えているのか?
    ⇐ 無作為抽出のアンケートの他、子育て世代や障がいがある市民、学生の声も直接出向いて聞いていきたい
  • ワークショップの運営でのテーマは?高齢者の意見聴取の方法は考えているのか?
    ⇐ ファシリテーターを確保して3回程度のワークショップを考えている。テーマはワーキングチームで検討する
  • 高齢者の意見は?
    ⇐ 多様な意見を聞いていきたい
  • 議会機能についての検討方法は?
    ⇐ 現在の議会の課題解消、デジタル化対応をしていかなければならないと考えている。今後イメージをお伝えしていく
  • 市民交流の空間が必要では?
    ⇐ 交流を促すような機能等の整備も必要と考えている。検討していきたい
  • 将来のことを考えると、可変性を盛り込んでいくべきでは?
    ⇐ 空間の柔軟性も必要であり、その点については有識者に情報収集していきたい
  • 市民との対話が足りていないのでは?
    ⇐ ワークショップ、パブコメ、市民アンケート、市民説明会などで市民意見を聴取してきた。また、市長との対話集会にも取り組んできた。
  • 市民意見を聞く期間が短くないか?
    ⇐ 今年度末に向けて取り組んでいく、意見聴取の方法は工夫して、多くの場面を作っていきたい

 

関連するこれまでの情報

 

2024年3月15日 枚方市議会 代表質問

全員協議会では、一刻も早く新庁舎を建設しなければならないというのは、一致した議論だった

 

2024年2月31日 全員協議会

 

2023年6月12日 全員協議会

枚方市駅周辺を「健康・スポーツ」のまちとして再開発することで、市民みんなを今も未来も笑顔にできる!

 

 

 

 

 

 

 

 

2.幼児療育園跡地の活用について

 幼児療育園の跡地については、令和5年度よりプロポーザル支援業務委託を実施するなど活用に向けた検討を進めている。

 令和7年の大阪・関西万博を見据え、枚方市駅から枚方宿地域、枚方公園駅、淀川河川エリアを面で捉えた活性化に向けて取り組みを進めていく上で、当該跡地を枚方宿地域の賑わい創出拠点として活用していくため、今後、プロポーザル方式による提案公募により民間事業者の選定を行う予定であり、その実施に向けた取り組み及び市が実施する事項を含めたスケジュール案などについて説明する。

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スケジュール(案)

 

 

 

土地活用のイメージ(案)

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各委員の質疑・意見(要旨)

  • 歩道空間の確保はどのような進め方で?
    ⇐ 9月議会に議案提出を予定している
  • 枚方宿の活性化を目的としているが、どのような視点で事業者を公募、選定していくのか?
    ⇐ 具体的なイメージとして、京街道の街並みにマッチした建物、飲食や物販、宿泊などの機能、にぎわい空間としての広場などを想定している


 

関連するこれまでの情報

 

2023年9月14日 枚方市議会 総務委員協議会

 

 

2023年2月16日 枚方市議会 総務委員協議会

 

 

2022年3月15日 枚方市議会予算特別委員会

枚方市の観光施策への私の提案 〜 市民を笑顔にする2025年に向けての観光施策

 

2021年11月12日 ひらかたパーク視察まとめ

 

 

 
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 

 今回の総務委員協議会では、少なくとも10年後の市役所新庁舎に求められる機能を検討していくこと、枚方宿の幼児療育園跡地を観光施設としていくことなどの協議を行いました。10年後の市役所はデジタル化、AIの活用で今私たちが想像しているものとは全く違うものになっているだろうし、なければならないと思います。10年後、20年後の市民一人ひとりを笑顔するために様々な想定と変化への柔軟性を持っておく必要を感じています。