枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2月5~6日は、パナソニックグループ労働組合連合会組織内議員団北河内ブロックの研修にて、鹿児島県を視察。鹿屋航空基地史料館、桜島ビジターセンター、維新ふるさと館などを回り、日本および地域の近代史・文化資源の活用と防災対策について学びました。
鹿屋航空基地史料館は、太平洋戦争中に日本海軍の重要な拠点として機能した鹿屋基地の役割を、次世代に正しく伝えることが目的とされ、第二次世界大戦中の日本海軍航空隊に関する資料が展示されています。特に、特攻隊に関する展示は非常に印象的で、深い感慨を与えられました。自衛隊の施設であり、以前行った「知覧特攻平和会館」とはまた違う感覚でした。今このときも国防のために働いている方々への敬意が持てる内容でした。
この史料館は、戦争の歴史を風化させないための重要な教育の場となっています。また、外国人も多数見学に来られていました。戦争の悲惨さなど、多方向からのものの見方を学ぶ大切な場所だと感じました。
航空技術の展示も
実際に艦艇で使われていた軍艦旗。赤の部分は縫って貼り付けられています。
自決用短刀
US-1A(おおとり)救難飛行艇(新明和工業)思っていたよりかなり大きい。
桜島ビジターセンターでは、桜島の火山活動とその影響に関する情報を学ぶことができました。火山活動のメカニズムや地域の防災対策について具体的な事例を通じて理解することができ、桜島に住む人々の暮らしや防災への取り組みも興味深く、自然と共存する人間の強さを感じました。
この日は噴火していませんでしたが、頻繁に噴火していることがわかります。
また、移動中、下校する小中学生が皆、黄色のヘルメットを被っていました。毎日の生活が桜島中心のまちです。
錦江湾を眼下に望む絶景が広がる赤水展望広場。そこには、桜島の溶岩で作られた迫力満点の彫刻「叫びの肖像」が佇んでいます。この作品は、2004年に開催された長渕剛さんのオールナイトコンサートを記念して制作されたもので、その力強い姿に私も魅了されました。
雪が積もる桜島もよく見えました
桜島の溶岩で作られた迫力満点の彫刻「叫びの肖像」
維新ふるさと館では、明治維新の歴史やそれに関連する人物、出来事について展示されています。地下のホールでのドラマ上映では、年令を問わず理解が深まります。
明治維新期の政治的・社会的変革が現在の日本社会に与えた影響について深く考える機会となりました。特に、西郷隆盛や大久保利通といった薩摩藩出身の人物が果たした役割についての展示は非常に興味深かったです。薩摩の魂を感じ、日本の近代化に貢献した鹿児島の人々に敬意を表します。
西郷どんとツーショット撮影スポットにて
「西郷さんの額にふれてください。」と書かれているので。

東郷平八郎誕生地
今回の鹿児島視察を通して、日本の近代史、国防、大自然、そして人々の暮らしについて深く考えさせられました。特に、桜島で暮らす人が噴火と隣合わせで生活されていることは、私にとって大きな学びとなりました。この経験を活かし、一人ひとりを笑顔にする防災に繋げていきたいと思います。
また、維新から明治の偉人が鹿児島市加治屋町出身者から多数輩出されていることに興味を持ちました。郷中教育も1つですし、人はときに与えられた役割を必死に果たすことで思いもかけず、歴史に名を残すことになるのだと思いました。私としても、日々を丁寧に一生懸命過ごすことが本当に重要なんだと思いました。