枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2025年2月17日は、「教育子育て委員協議会」に控室から聞き耳を立てておりました。
「教育子育て委員協議会」の所管は、子どもの育ち見守りセンター、子ども未来部および教育委員会になります。
枚方公園駅近くの旧枚方市公設市場サンパーク跡に、(仮称)子ども未来館を設置するとの報告がありました
今回の教育子育て委員協議会の協議案件は8件でした。
これまでから多くの保護者より、小さいお子さんが楽しく遊べる室内施設の設置について要望があるとともに、今年度策定予定の「枚方市子ども・若者総合計画(案)」において、子育て家庭が気軽に相談できる地域子育て支援拠点について、地域バランス等も踏まえながら、更なる設置を目指すこととしています。このような状況を踏まえ、枚方市公設市場サンパーク1階跡地を活用し、室内遊具や絵本コーナー等を備えた室内の遊び場である「(仮称)子ども未来館」を、令和9年6月頃を目途に設置する。
また、子育て家庭が抱える悩みに対処し、子どもの成長や保護者への支援を推進する観点から、本施設に地域子育て支援拠点、及び、地域子育て相談機関の機能を備えるとともに、本市における全ての地域子育て支援拠点のネットワーク化を図り、その中心的役割も担う。あわせて、既設の地域子育て支援拠点施設から遠く、利用しにくい状況にあった地域において、民間保育園を活用しエリアバランス等を考慮しながら、新たに2か所の地域子育て支援拠点を開設することで、地域の子育て支援のさらなる充実を図る。
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(仮称)子ども未来館
枚方市伊加賀東町6番8号(旧枚方市公設市場サンパーク1階跡地) -
長尾保育園
枚方市長尾東町1丁目41番1号 -
枚方たんぽぽ保育園
枚方市中宮北町10番14号
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《施設機能》
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楽しく遊べる室内施設
- 未就学児用の室内遊具や絵本コーナー、また、ごっこ遊びやイベントが行えるエリア等を設置し、未就学児の親子が楽しく遊べる施設として設置する
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地域子育て支援拠点(おやこの広場)
- 地域の身近な場所で子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・悩みの解消に繋げます。また、本市の関係部署や就学前児童施設をはじめ、地域で活動する方々とも連携し、きめ細やかなサービスを提供する必要があることから、私立施設や関係機関を含む、すべての地域子育て支援拠点のネットワーク化を図り、それぞれの地域での取組みを市域全体で共有するなどの中心的な役割を担う。
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地域子育て相談機関
- 遊び場としての利点を生かし、相談の敷居が低い場所で子育て家庭との接点を増やし、不安解消や状況把握等の機会を増加させるとともに「まるっとこどもセンター」との連携・調整を行う。
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楽しく遊べる室内施設
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<主な設備>
- 室内遊具を備えた遊び場、絵本コーナー、乳児コーナー、多目的スペース、クッキング、相談室、親子トイレ、授乳室、おむつ替えコーナーなど
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利用対象者
- 未就学児(0歳~6歳まで)及びその保護者など
令和7年度(2025年度) | 実施設計 | |
令和8年度(2026年度) | 改修工事 | |
令和9年(2027年)6月頃 |
完成 |
事業費・財源及びコスト
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(仮称)子ども未来館
- 《令和7年度事業費》
- 実施設計委託料:1,410万円(令和7年当初予算に計上予定)
- 《財源》
- 地方債 :1,260万円
一般財源: 150万円
- 地方債 :1,260万円
- 《令和7年度事業費》
各委員の主な質疑(要旨)
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保護者どおしの交流スペースはあるのか?ベビーカーの置き場は?
⇐ 今後、意見を聞きながら検討を進めていきたい -
地域子育て支援拠点は開設日は?
⇐ 週3日を予定している -
無料での運営なのか?
⇐ (仮称)子ども未来館も無料でやっていきたいところだが、詳細な運営方法は検討していく -
駐車場は?
⇐ 駐車場は13台分が共用であるが、優先利用なども含めて検討していく -
想定される支援が必要な子どもへの対応は?
⇐ 専門職の必要性についても検討していく
近年、子どもや家庭をめぐる問題が複雑・多様化している中、深刻な児童虐待事例が依然として頻発している状況がある。そのため、本市においては、母子保健分野と児童福祉分野を一体化したこども家庭センター(まるっとこどもセンター)を令和6年4月に設置するとともに、一時保護や措置権限により、さらに速やかな子どもの安全確保や支援を行い、予防から早期対応、自立支援に至るまでを一貫して市が担えるよう、本市独自の児童相談所の設置に向けた準備を進めていく。また、令和6年2月には「児童相談所設置に向けたロードマップを作成する」こととし、この間、児童相談所設置検討委員会等において、必要な事項等について検討を行ってきた。
この度、児童相談所の設置候補地を絞り込むとともに、設置に向けたロードマップ(案)を作成したので、その内容について報告する。
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建物:3,950m2程度(延床面積)
- 児童相談所:1,700m2程度(先行市を参考に、本市として必要な施設規模を算出)
- 一時保護施設:2,000m2程度(本市の現状を考慮し、30人規模の定員を想定)
付帯機能:250m2程度(市民が親しみやすく気軽に訪れられるよう、子どもの遊び場を付設)
- 土地:2,600m2程度
絞り込んだ候補地について、公共施設マネジメント推進委員会で方向性を確認し、旧中宮北小学校跡地を候補地案として選定し、優先して検討することとした。なお、検討を進めるにあたっては、地域の意見を聞きながら取り組んでいく。絞り込んだ3候補地については次表のとおり。
- 児童相談所 児童福祉司、児童心理司等:79人(会計年度任用職員を含む)
- 一時保護施設 児童指導員、保育士等:44人( 〃 )
令和7(2025)年3月〜 | 地域の意見聴取 | |
令和7(2025)年度 | 準備組織設置、大阪府協議、整備方式検討、基本計画策定 | |
令和8(2026)年度 |
基本設計、職員採用、派遣研修 |
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令和9(2027)年度 |
実施設計 |
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令和10・11(2028・2029)年度 |
施設整備、開設準備、政令指定、条例制定 |
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令和12(2030)年度 |
開設 |
事業費・財源及びコスト
- 《事業費》令和7年度(2025年度)当初予算 計上予定
- 委託料:16,670千円
旅費:160千円
- 委託料:16,670千円
- 《財源》一般財源
- 【参考】
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(1)設計費・工事費・備品購入費:約29億円
《財源》- 次世代育成支援対策施設整備交付金(一時保護施設) :3億円
- 地方債(うち9億円が地方交付税算入) :21億円
- 一般財源:5億円
- (2)人件費、施設維持管理経費、措置費、委託費等:約19億円
- 《財源》
- 国庫負担金及び国庫補助金:5億円
- 一般財源:14億円
- 運営経費に係る地方交付税算入(本市の試算値) :14億円
各委員の質疑・意見(要旨)
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運営経費は地方交付税措置は?
⇐ 開設後の支援はあるが、準備段階の支援は少ない。今のところ常勤職員が補助対象となっていない。 -
箱ありきになっていないか?
⇐【副市長】専門職の確保の課題もあるが、人数だけでもない。運営は甘いものではないという認識と覚悟を持っている -
付帯施設250m2とはテニスコート1面分ぐらいだが?
⇐ 市民が親しみやすい遊具のある子どもの遊び場を検討したい(←中途半端過ぎないか??) -
前回試算(昨年8月)から必要職員数が増えているが?
⇐ 前回試算は事務スタッフを加えた数字 -
用途地域変更の課題とは?
⇐ 今回検討している土地は、第一種中高層住居専用地域であり、建築制限がある -
規模感としてどれくらいの建物なのか?
⇐ こども発達支援センターより少し大きな建物と考えていただきたい
本市における中学校部活動の在り方については、スポーツ庁及び文化庁において策定された「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を踏まえて、本市の実情に添った「ひらかたモデル」としての部活動の方針の改訂に向けて、枚方市中学校部活動の在り方懇話会や関係課で組織する庁内委員会において協議、検討を進めている。また、令和6年(2024年)12月には「地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議」中間とりまとめ(案)が文部科学省に提出され、今後の方針の案が示された。本市では、令和6年度(2024年度)は、9月より試行実施を行い、課題の検証を行っている。
このたび令和6年(2024年)10月に行った生徒・教職員対象のアンケートの結果や試行実施の検証をもとに、令和7年(2025年)度の試行実施(案)を示す。
- 統括団体によるクラブ運営型
- 学校部活動・地域部活動 組み合わせ型
- 自由体験型 地域部活動(体験型)
- 市認定クラブ型
事業費・財源及びコスト
- 《事業費》15,482千円
- 懇話会報償金:38万円(9,500円×8人×5回)
大学への報償金:80万円(10,000円×8クラブ×10回)
委託費:730万円
旅費:103.8万円
部活動指導員の報酬等:596.4万円
- 懇話会報償金:38万円(9,500円×8人×5回)
- 《財源》
- 一般財源:681万円
地域クラブ活動体制整備事業補助金:867.2万円
- 一般財源:681万円
各委員の質疑・意見(要旨)
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来年度の案の中で、人材バンクから指導員を派遣するようだが、5校を予定しているようだが、それ以上の要請があった場合は?
⇐ 要望を聞き取り、適切に対応したい -
他市の制度としての認定クラブの検討は?
⇐ 他市では認定クラブになると施設の優先使用、学校を通じた募集などができる。検討をしていきたい -
教員は部活の顧問をしなくなる?
⇐ 生徒、教員、地域など幅広い意見を聞いていきたい(??)
スポーツを真剣に、おもいっきり楽しめる具体的な施策を!
学校と関わる外部団体には、性善説で接することは基本だが、その中身を見ていくこと、指導者を育てていくことも必要不可欠
2023年2月17日 教育子育て委員協議会
中学校部活動の地域移行は、子どもたちの生活のありようを劇的に変えてしまう試み。
この社会が、よいようにも悪いようにも変わる契機ともなる。慎重に進めてほしい。
「中学校部活の地域移行」は生徒を中心に!
しかし、それは枚方の未来、日本の未来につながる大変革だ!
市民を巻き込んだ市のビジョンが必要だ!
今回の教育子育て委員協議会では、委員の多くが「こどもの最善の利益とは?」と考えている一方で、市側はまだまだ「子どもを守るために。。。」という意識を持っているように感じました。私としても、こどもの権利を最大限に認められるよう大人が子どもも一人ひとりを笑顔する!と思うことがさらに求められていると感じています。非常に勉強になる委員協議会です。