水道事業の経営状況は?配水量減少でも売上金額が増加!? 〜3/25枚方市議会予算特別委員会最終日

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 3月25日は、枚方市議会 予算特別委員会での令和7年度予算の審査がC日程と言われる特別会計、企業会計の質疑、そして委員会議決により原案可決とすべきものとなりました。

 今日は、私を含む14名が質疑を行いました。

 

 

建設中の中宮浄水場イメージパース

 

さて、私の質疑項目は下記の通りです。

 

  3月25日 予算特別委員会(特別・企業会計)質疑項目 
  1. 【病院事業】 市立ひらかた病院の経営状況について
  2. ⇒【水道事業】 水道事業予算の概要について
  3. 【下水道事業】汚水管への雨天時浸入水対策について
  4. 【下水道事業】雨水ポンプ場改築更新事業について

 

 

 

 

2.【水道事業】水道事業予算の概要について

枚方市の水需要は減少傾向でも、老朽化対策・耐震化は必要。
自己資金とのバランスにより企業債の発行抑制を!

 

 

①ばんしょうの質問

令和7年度当初予算案と令和6年度当初予算との事業収益を比べると?

 令和7年度各特別・企業会計予算説明書の令和6・7年度大阪府枚方市水道事業会計収益的収支比較表(当初予算)の収益的収入の給水収益は、令和6年度と比較すると減少している。確認させて頂いたところ、これは物価高騰対策として、2カ月間の水道料金の基本料金等の減免の実施によるものだとのことです。

 それでは、令和7年度当初予算において仮に、基本料金等の減免を行わないとした場合と令和6年度当初予算とを比較した場合、どのような状況にあるのか、またその主な要因は?

①市の答弁

給水収益が増加。「ステーションヒル枚方」の開業が主な要因

 令和7年度当初予算で見込む給水収益約57億6,900万円に、水道料金の基本料金等の減免額約3億1,400万円を加えると、給水収益は約60億8,300万円となり、令和6年度当初予算の給水収益約60億5,200万円と比較すると約3,100万円の増加となっている

 この主な増加要因としては、有収水量の減少の要因である給水人口の減少や節水機器の普及などによる減収の影響を受けながらも、令和6年度にオープンした枚方市駅前の大型商業施設の使用見込みを令和7年度予算から反映したことに加え、世帯数の増加に伴う給水栓数の増加などが影響しているものと考えられる。

 

②ばんしょうの質問

「ステーションヒル枚方」など枚方市駅周辺再整備③街区の開業が水道事業収益をもたらしていく

 直近の当初予算ではいわゆる収益的収入が減少傾向と理解していたが、確かに令和7年度では上昇に転じている。特に「ステーションヒル枚方」については、今までなかった商業施設やホテル、住宅などの新たな民間施設が完成し、動き始めたということで、このような好影響があるという事実が確認できた

 

令和7年度水道事業会計予算編成の考え方と予算の概要は?

 では次に、先ほどのページの収益的収支比較表と資本的収支比較表を踏まえて、令和7年度水道事業会計予算編成の考え方と予算の概要について聞く。

 

②市の答弁

令和6年11月からの稼働率は、82%を超えている状況

 令和7年度予算は、安全・安心で、災害に強い、持続可能な水道事業の実現に向け、枚方市水道ビジョン2022枚方市水道事業経営戦略枚方市水道施設整備基本計画に基づき編成している。予算の概要については、収益的収入は、前年度と比較し他会計補助金の増などにより約4,200万円増加し、収益的支出では人件費が人事院勧告に伴う給与改定などにより増加したものの、各種経費を精査したことなどから、前年度と比較して約1億2,100万円減少し、収益的収支で約6億6,100万円の純利益を見込んでいる。

 また、資本的支出については、建設改良費は、総額で約60億8,100万円を計上しており、昨年度に比べて約4億4,700万円増加している。主な要因としては、中宮浄水場更新事業のほか、令和7年度から事業が本格化する中宮浄水場から春日受水場間送水管更新事業費として約15億6,600万円などを計上していることによるものです。

建設中の中宮浄水場イメージパース

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建設中の中宮浄水場(2025年3月22日撮影)

 

③ばんしょうの質問

財源は?

 その財源内訳は?

③市の答弁

企業債約35億円、自己資金約19億円ほか

 建設改良費の財源内訳としては、企業債34億8,200万円、工事負担金約1億4,600万円、国府補助金3億8,100万円、他会計出資金1億8,000万円や建設改良積立金・損益勘定留保資金などの自己資金約18億9,200万円となっている。

 

④ばんしょうの質問

企業債の発行利率の見込みは?

 長期金利が上昇傾向である中、令和7年度予算では、企業債の発行利率をどの程度で見込んでいるのか?

 

④市の答弁

令和6年度から0.5%増の1.5%で見込む

 令和7年度予算では、令和6年度に新たに発行する企業債に係る支払利息について長期金利が上昇傾向にあることを踏まえ、令和6年度予算に比べ0.5%増の1.5%で見込んでいる。

 

 

ばんしょうの視点

枚方市の水需要は、減少傾向が続いている!

 本市の水需要は、減少傾向にありますが、安全・安心で安定した持続可能な水道水を提供するためには、老朽化する施設の更新や耐震化を着実に進める必要があり、その財源を確保することは重要な課題であると考えます。

金利上昇局面の企業債発行の抑制を!

 しかしながら、償還期間が長期にわたる企業債の発行は、次世代に影響を及ぼすことや現状、長期金利が上昇傾向であり、人口減少社会においてはその負担が増加することが予測されることから、例えば内部留保資金を活用するなど、自己資金と企業債の発行のバランスを図りながら発行抑制に取り組んで頂きたい

 

 

2022年3月策定 枚方市水道ビジョン2022

 

関連するこれまでの情報

 

2024年6月5日 建設環境委員協議会

 

2023年10月31日 決算特別委員会

中長期的な視点で、健全な事業運営を!

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 令和7年度当初予算の審査は最終日、今回、水道事業会計の概要。まず、なだらかに続いてきた事業収益(企業で言う売上)の減少(少し上がった時は料金改定による)が、ちょっと増えました。やはり新規の大型商業施設の開業が及ぼす影響は確かにあるのだと改めて確認できました。一人ひとりを本当の笑顔にする!前を向いて進みたい。