枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2025年3月25日は、枚方市議会 予算特別委員会での令和7年度予算の審査がC日程と言われる特別会計、企業会計の質疑、そして委員会議決により原案可決とすべきものとなりました。
今日は、私を含む14名が質疑を行いました。
蹉跎ポンプ場
さて、私の質疑項目は下記の通りです。
汚水管は経年劣化により、今後更に浸入水量の増加も。効果的な調査の創意工夫を!
汚水管への雨天時浸入水対策の取り組みは?
下水道事業会計の雨天時浸入水対策について聞く。
市内の一部の地域において、雨天時に雨水等が汚水管渠に浸入し、トイレが流れにくくなる等の事象が発生する事があり、その対策として、雨天時浸入水対策の取り組みを進めている。
そこで、令和7年度各特別・企業会計予算説明書に雨天時浸入水対策調査業務委託とあり、これが雨天時浸入水対策に充てられていると認識しているが、その調査業務委託の内容について伺う。
流量調査と降雨測定を2段階実施、煙を送り込む送煙調査を実施して浸入個所を特定する
雨天時浸入水対策の調査としては、雨天時浸入水が多い処理分区において、流量調査と降雨測定を2段階実施することにより、更に絞り込みを行い、その結果をもとに雨天時浸入水が多い地区の汚水管内に、煙を送り込む送煙調査を実施して浸入個所を特定する。
楠葉処理分区内で26haの送煙調査、枚方北部処理分区内で流量調査と降雨測定を行う
令和7年度は、楠葉処理分区内で26ヘクタールを対象に送煙調査を行う。併せて、枚方北部処理分区内での絞り込み調査として、8カ所の流量調査と2カ所の降雨測定を行う。
一言に雨天時浸入水対策の調査といっても、流量調査や送煙調査、そして降雨測定など、いろいろな調査・測定が必要であり、時間や労力がかかることを改めて認識した。
雨天時浸入水対策調査の改善は?
これまで、創意工夫をしながら雨天時浸入水対策調査を進めていると思うが、今後の取り組みについて、どのように考えているか?
令和7年度以降は、毎年度、送煙調査を実施し、雨天時浸入水対策の加速化に取り組んでいく
雨天時浸入水対策は、これまで、対象処理分区において、浸入水が多い地区で、まずは流量調査行い、地区の絞り込みを行ったうえで、翌年度にその地区で送煙調査を実施しており、1つの地区を2年サイクルで、調査を実施してきた。
令和7年度からは、前年度に流量調査により絞り込んだ地区の送煙調査と、次に浸入水が多い地区の流量調査を同一年度に行い、7年度以降は、毎年度、送煙調査を実施することにより、雨天時浸入水対策の加速化に取り組んでいく。
汚水管は経年劣化によって、今後更に浸入水量が増えることも想定される
調査方法の工夫、新技術の研究を!
調査のピッチを上げていくとのことで、期待を持ってみていきたいと思います。
汚水管は徐々に経年劣化が進んでおり、今後、更に浸入水量が増えることも想定されることから、継続した効率的、効果的な対策とともに、新たな技術動向についても調査を要望しました。
市民により積極的に協力を求める広報を!
また、浸入水の問題は大雨時に末端の下水処理場でオーバーフローすることですから、これまでも、大雨の時には、お風呂など生活排水の抑制など、市民に汚水排水量を減らす協力をホームページなどでお願いしてしてきましたが、更に言うと、何がどういうことにつながって来るのかということも伝えていくことで、より積極的に協力を促すような更なる広報の工夫も要望しました。
新しい技術を含めた効率的で効果的で粘り強い取り組みを!
マンホールから汚水があふれ出すことを避けるため、防災対策のスピードアップを!
雨天時浸入水対策は、老朽化対策としてだけはなく、防災という観点で対策をスピードアップすべき。
ポンプ場ごとの特性に留意し、創意工夫により効率的な耐震化の実施を!
雨水ポンプ場の耐震化・老朽化対策は?
次に雨水ポンプ場の更新について聞く。
雨水排水の根幹的な施設である、雨水ポンプ場については、雨水ポンプ場改築更新事業として耐震化対策及び老朽化対策を継続的に取り組まれており、各特別・企業会計予算説明書にこれらに要する経費が計上されている。
この雨水ポンプ場の耐震化対策および老朽化対策の現在の状況と、令和7年度における事業の内容について聞く。
全雨水ポンプ場の耐震診断は完了。3ポンプ場の耐震化実施設計、6ポンプ場の耐震化工事を実施する
まず、耐震化対策の現在の状況は、令和2年度から雨水ポンプ場の耐震性能の可否を判断するため、北部ポンプ場等をはじめとして耐震診断に着手しました。本市の雨水ポンプ場は9カ所あり、その中で優先して対応が必要なポンプ場を7カ所としており、これらの耐震診断は令和6年度末に全て完了しております。この耐震診断結果を踏まえ、令和7年度は、犬田川ポンプ場を含む3ポンプ場の実施設計業務、さらに藤本川ポンプ場を含む6ポンプ場の耐震化工事に取り組む。
6ポンプ場の耐震化工事を実施する
次に、老朽化対策の現在の状況は、ポンプ場の運転に必要不可欠な電力の供給に欠かせない受変電設備の更新を優先し、耐震化対策と施工が重複することが無いよう、効率的に取り組んでいる。令和7年度は、蹉跎ポンプ場、藤本川ポンプ場の受変電設備更新工事や、安居川ポンプ場の排水に含まれるゴミを取り除く除塵機更新工事等に取り組むものです。
蹉跎ポンプ場
緊急自然災害防止対策事業として有利な財源を活用し、予定通り進めているということでよいか?
事業の財源は、令和6年6月の建設環境委員協議会で報告のあった緊急自然災害防止対策事業として有利な財源を活用した取り組みを予定通り進めているという認識でいいのか?
有利な財源である緊急自然災害防止対策事業債を活用
委員ご認識のとおり、令和7年度についても有利な財源である緊急自然災害防止対策事業債を活用して、引き続き雨水ポンプ場改築更新事業の取り組みを進めていく。
緊急自然災害防止対策事業債活用の最終年度に当たる令和7年度からはそのピークに!
ここ数年、複数の雨水ポンプ場において、耐震化と老朽化の対策を取り組まれています。そして、緊急自然災害防止対策事業債活用の最終年度に当たる令和7年度からはそのピークになっていくようです。引き続き創意工夫により効率的な事業の実施を要望しました。
ポンプ場ごとの特性に留意し、創意工夫により効率的な耐震化の実施を!
また、ポンプ場毎に様々な特性があることや、供用しながらの工事となり、また出水期には安全確保のため作業が出来ないとも聞いています。その一方で、能登の状況を見て、「あの時、早い判断で耐震化しておけば」と後悔しないためにも、耐震化および老朽化対策は早期の完成が求められています。くれぐれも事故には十分に注意し、安全第一での作業を!
自然災害はいつ来てもおかしくない。早くやれることは、今すぐにやっておく意識を!
令和7年度当初予算の審査は最終日。特別会計と事業会計の質疑を行った後、休憩を挟んで、採決に移りました。結果は全案件で、「原案可決とすべきもの」となりました。
今回ブログ記事で取り上げた下水道事業。汚水管の経年劣化などにより、雨水が管に入る現象。あまりにも入ると下水処理場がオーバーフローすることで汚水が流れなくなる。私もこの仕事をしていないと知らなかった現象です。特定の地域だけが影響を受けるので、市民に知って頂きたいと思って発言を続けています。雨水ポンプ場も大雨対策。普段は意識されない施設ですが、いつ来るか分からないものに対する備えは公共の仕事です。一人ひとりを本当の笑顔にする!防災も万全に。